オーストラリアで8月といえば“ブックウィーク”ですよね。幼稚園や小学校では本にまつわるさまざまなイベントが開催されます。
毎年、保護者を悩ませるのが、本のキャラクターになりきって登校(登園)するドレスアップデーでしょうか。楽しい反面、子どもと相談しながら準備するのは(衣装を手づくりしたり購入したり)、なかなか手間がかかります。
9歳の息子は、今年、“ハリーポッター”になりきって学校へ行きました。おでこの傷も描きましたよ。
さて、一日中ハリーのままでいて帰ってきた息子が車に乗り込むなり「お母さん、ローカル図書館へ行かないと!」と言うのです。
図書館が大好きな私たち親子、今回もゴールドコースト図書館についての記事になります。
“Stig”って何者?
息子の手にはしおりとポストカードがありました。それらをチラッと見たところ、アプリをダウンロードして……と手順があるので宣伝かなにかと思っていました。息子は「このしおりを図書館に持っていったら、Goodies Bagがもらえるって!」と、それが目当てのよう。
ちょうど、週末のお昼ごろなら時間があったので、本の返却がてら行ってみました。
いただいたGoodies Bagは、図書館用のエコバッグに、“Treehouse”シリーズでおなじみの人気作家Andy Griffithsの本、バッジ、塗り絵などが入ったものでした。
そして「今日はStigのショーを観にきたの?」と声をかけられました。ショーがあるとは知らなかったのですが、もうすぐ始まるとのことなので観ていくことにしました。
“Stig Wemyss – Celebrating Children’s Book Week!”というショーで、Stigさんとは、ナレーターや俳優として活躍されているプロの方でした。
とにかく、大人も子どもも大爆笑の楽しいショーでした。息子ふくめ、何人もの子どもたちが前にでて、ショーに参加します。
即興の受け答えが素晴らしく、とにかく笑い転げっぱなしの時間となりました。
こんなにしゃべりが上手だし、実演してくれたナレーションも素晴らしいので、音声で人気シリーズを聴いてみるのもおもしろいかな? と思いはじめました。
ショーの最後、息子は1番のりでサインをもらいにStigのもとへ。大喜びでした。
「BorrowBox」アプリとオーディオブック
Stigさんは“Treehouse”シリーズのナレーションを担当しているらしく、ラッキーな何人かの子どもたちはその場でオーディオブックのCDをもらっていました。
そして、図書館カードを持っていて、無料アプリ「BorrowBox」をダウンロードすれば、そのCDのようなオーディオブックを、データとして借りられるということでした。
さっそくアプリをダウンロードしてみたところです。Apple Watchとも連携しているようです。
わたしは家事をしているときにポッドキャストを聴いているのですが、息子が読むような本のオーディオブックなら、英語のリスニングにいいのかな〜と思います。ちょっと、試してみますね。
追記:息子の図書館カードと「BorrowBox」を紐付けて、さっそくオーディオブックを借りてみました。誰かが借りているアイテムは借りることができません。その場合、“Reserve”することができます。Reserveしておくと返却予定日が示されるので、その日になると利用可能となるようです。今すぐ借りられるものはさっそくダウンロードしてみました。2週間は聴くことができます。本と同じで、次に待っている人がいなければ“Renew”もできるし、2週間たたなくても返したいときに“Return”できます。借りている“Loans”と予約している“Reserves”の合計で10冊まで利用できます。
さいごに
Stigさんのショーのあとには、ブックウィーク用に設置されたプレイエリアでひと遊びしてから帰りました。
居合わせた子どもたちと息子がレゴに夢中になっている間にわたしは読書したり図書館のイベント情報の冊子に目を通したり。
図書館は本当に大好きな場所です。