息子が通う小学校でリーディングのワークショップがあり、参加してきました。
ターム1に開催された初回では簡単なアクティビティを教えてもらい「また機会があればいいな〜」と思っていました。
今回は息子がサイトワード200個を達成した直後で、それをいかせる本読みができないかなと思っていたタイミングでした。
「Reading Strategies Bookmark」を活用する
ワークショップは放課後にあるのですが、なんと、参加者はわたしたち親子だけでした。
なので、宿題の本読みのレベルとサイトワードの進み具合を伝えて、これからのリーディングにどう取り組めばいいのか、つきっきりで教えてもらいました。
まずは、Reading Strategies Bookmark(リーディング・ストラテジーズのしおり)をもらい、その意味を息子がどこまで理解しているのかチェック。
実際に絵本を読ませながら、途中でつまずいたときに「Eagle Eye!」「Lips the Fish!」などと声かけがあり、息子はそれに反応してその単語がどういうものなのか推測し、口に出し、読み進めていくという流れを見せてもらいました。
これらのストラテジーズをクラスで教えてもらっているようです。
「ね、お母さん、こうして自分でわからせることが大事で、読めないからといって、教えたらダメですよ」と言われました。
正直にいうと、本読みのサポートをしていて息子の知らない単語があると、すぐに教えていました。
そのほうが早く進みますから。
でも「根気よく、ね」とも言われました。
反省です。
事実、「difficult」という単語で息子がつまずいたとき、先生が「Stretchy Snake!」と声をかけ息子がフォニックスを使いながら「d – i – f – f – c – u – l – t」と音を伸ばして(Stretch)口に出し、「Lip the Fish」「Chunky Monkey」のストラテジーズなどを組み合わせて使うと、最終的には「difficult」が読めました。
このしおりだけ見ていても、どのように使えばいいのかわかりませんが、目の前でデモンストレーションされるとよくわかりますね。
ただ読むだけではなく、Comprehension(理解)が大事!
しおりの裏側には、別のリーディング・ストラテジーズが紹介されています。
一冊の本を文字通り「ただ読む(Reading)」だけではなく、どのように内容を理解していくのか、また理解力そのものをどう深めていくのか、いつもの本読みからもう一歩進めるときに使うそうです。
たとえば「Connecting Crocodile(This reminds me of…)」は、表紙の絵を見て、これから読むであろうストーリーと自分の経験をコネクトさせます。
読後に「Retell Rosella」と声をかけることで、自分の言葉でストーリーを順に語らせます。
こうしていくと、どのくらい理解しているか、またしていない部分はどこなのか、親もわかりますよね。
「Summarising Seal」だと、ストーリーを要約させるということです。
さいごに
「Conversational Reading」という参考資料をもらいましたが、そこに書いてある内容もこのReading Strategies Bookmark(リーディング・ストラテジーズのしおり)に通じます。
一冊の本読みでも、知らない言葉を推測し、考え、自分なりに理解し、まとめる、保護者と確認する、自分の経験につなげる、などできることはたくさんあるんだとわかりました。
毎日の本読みの時間、ささっと「読ませる」だけでなく、時間にも心にも余裕をもって取り組めたら、親子ともに得るものがありそうです。