【オーストラリアの小学校】サイトワードの覚え方

サイトワード

オーストラリアの小学校、ターム2がおわりに近づいてきましたね。今回は「Sight Words(サイトワード)」について紹介します。

以前、アルファベットを習う順番やフォニックスについて書きましたが、プレップのターム2ではサイトワードへの取り組みがはじまりました。

Sight Words(サイトワード)とは?

フォニックスが、単語にふくまれるアルファベットを一つづつ音で区切って学んでいく方法に対し、サイトワードとは「丸暗記しないといけない必須単語」のことをいいます。

アルファベットを音で読むのではなく、ぱっと見てさっと口に出せるように覚えないといけません。

たとえば、at、the、on、I、you、whatなど冠詞や代名詞、接続詞などが含まれています(名詞、動詞もだんだん増えていきます)。

息子が通う小学校では、支給されたサイトワード集を使って、家庭で勉強することを推奨しています。先生によって進め方は違うようですが、息子のクラスでは毎週月曜日にサイトワードの時間がもうけられています。

月曜日にサイトワード集を持参し、そこで暗記できているかどうかテストしてもらいます。

サイトワードの覚え方・進め方

最初のサイトワード集は「100個」が目標で、色グループごとに覚えていきます。

はじめの「Golden Words」にはand、be、is、of、thatなど12個があり、丸暗記できていたら先生かティーチャーエイドがサインしてくれます。

そして次の「Red Words」にチャレンジします。

テスト後に新しい色グループの単語にふれてもらうらしく、もちろんその段階では知らない単語があるので「家で覚えてきてね!」と、ハイライトで示されています。

それらの単語を保護者と練習し、次の週までに覚えるようにします。

その繰り返しです。

何度も見ては口に出す、ということを毎日していると、丸暗記につながりますよね。生徒たちの間では「今、どのカラーのサイトワードをしている?」などの会話もしています。

進んでいる子は誇らしげ!

100個覚えたらWord Wizard!

100個をクリアしたときに「Word Wizard」としてクラスメートの前でマントを被らせてもらいます。

一人目のワード・ウィザード(100個達成者)がでたとき、息子は「ぼくも、ワード・ウィザードになりたい!」とやる気まんまんになりました。

サイトワード

ターム2の半ばで100個のテストに合格した日には、とても嬉しかったみたい。一日中マント姿で過ごし、写真も撮りました。

もっともっと覚えましょう!

一冊目が終了した生徒には、次のサイトワード集が配られます。

サイトワード

名詞や動詞も含まれています。動詞の過去形もありますね。

こうなると、フォニックスとの相乗効果で語彙力が増し、本読み(ホーム・リーディング)が上達してきます。

毎日の宿題であるホーム・リーディングとサイトワードのおかげで、息子はすらすら読めるようなってきました。

このホーム・リーディングも先生のチェックがあり、どんどんレベルアップしていきます。

さいごに

こんなに長くオーストラリアで暮らしていても自分の英語力がまったく向上しないので、ネイティブがどのように英語を習得していくのか興味がありました。

フォニックスとサイトワード。方法は違いますが、どちらも並行して進めていくことで息子は英語が読めるようになってきました。

家庭でどこまで時間をかけるかということも、進み具合に影響しているようです。

たとえ10分でも、ホーム・リーディングとサイトワードを大人と一緒に毎日取り組むことで、両親の母国語が日本語でも、子どもの英語力はちゃんと伸びていくようです。

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