2020年5月といえば、オーストラリアはロックダウン中でした。家の中で、家族が一緒に楽しめることをしようということで、任天堂スイッチを買いました。
「ゲームはダメ!」と思っていませんでしたし、しないといけないことをすませたら、テレビだろうがゲームだろうが、読書でも外遊びでも、好きなようにさせてきました。
そんな中、任天堂スイッチとAmazonプライムは日本語設定にしています。
公文の国語プリントを毎日したり、「おーすとらりあこどもとしょかん」から定期的にお借りしているたくさんの日本語絵本や児童書で日本語にふれたり。
とにかく家の中では日本語が中心です。スイッチのゲームも日本語で難なく楽しむようになりました。
興味あることにはものすご〜く熱中するので、「英語じゃないとわからない」とか「日本語だとむつかしい」という不満もなく、すぅ〜となじんでいきました。
「あつまれどうぶつの森」は、難易度高いめ?
「マリオカート8デラックス」や「スーパーマリオパーティ」、「スーパーマリオメーカー2」は家族3人でプレイすることが多く、日本語を意識することはありませんでした。
が、しばらくして「あつまれどうぶつの森」を購入してみたら……、読む場面が多い!
つらつらっと会話文がどんどん表示されるのです。日本語で読むことに、それも素早く読むことに慣れていないと、プレイできません。
「これは嫌がるかなぁ〜」と息子の様子を気にしていたのですが、ゲームの面白さが先にくるようで、夢中になって進めています。
漢字にはフリガナがついているので、それも助かりました。虫や魚などの名前も日本語でばっちり覚えました。
「リングフィットアドベンチャー」は、フリガナなし?
ところが、最近買った「リングフィットアドベンチャー」には、フリガナがついていません。
「これ、どういう意味?」ときいてきますし、最初は読んであげたり説明したりする必要がありますが、だんだんと覚えていくものですね。
数日たてば、このゲームにも慣れてきたようです。
さいごに
「任天堂スイッチで? ゲームで日本語学習?」と思われるかもしれませんが、親子の会話や日本語書籍で使われていない、幅広い日本語にふれることができます。
息子の語彙力が高まっていく様子や表現の多様さをみていると、絵本でも児童書でも、漫画でもゲームでも、とにかく、楽しさの中で自然に言語を身につけていくのが一番効果的なのかな〜と感じています。
本人は、日本語の勉強をしているという意識はないと思います。
それにしても任天堂スイッチのゲームはじめ、日本のアニメなども、わたしがこれまで知らなかっただけで、今さらながらその魅力にひきこまれています。
おもしろいものが多い! そして、よくできている!
バイリンガル子育てといっても、「バイリンガルにする」のではなく、本人の興味のあるところから、そして好きなことから、という力のぬけた方法を実践しています。