本が大好きな9歳の息子に、日本で暮らすわたしの両親が「Kindle Paperwhiteキッズモデル」(Paperwhite第11世代2021年発売)を買ってくれました。両親もすっかり、アマゾンを使いこなしています。
わたし自身は2017年に買ったPaperwhite第7世代を使っていましたが、これからはキッズモデルを息子と共有することにしました。それくらい、進化していて使いやすい!
今回は、「Kindle Paperwhiteキッズモデル」や“Amazon Kids+”についての紹介、そして何歳からキンドルでの読書を楽しめるかついて考察しています。
Kindle PaperwhiteキッズモデルとAmazon Kids+について
購入時「Kindle Paperwhiteキッズモデル」は16980円で、その価格に、下記のものがふくまれていました。
- 1000冊以上の子ども向けの本が読み放題の“Amazon Kids+”の1年間の利用
- キッズカバー
- 2年間の限定保証
そもそも、「“Amazon Kids+”って?」と購入を検討するときまで、その存在を知りませんでした。「Amazon Kids+」のページに詳しい説明がありますが、書籍のほかに、知育コンテンツ、ビデオ、ゲームなど、専任チームによって確認されたものを対象年齢別に決定して提供しているサブスクリプション・サービスのことです。
FireタブレットやFireキッズモデル、Android端末、Chrome OS端末など、使う端末によって利用できるコンテンツは違い、「Kindle Paperwhiteキッズモデル」は読書するための端末なので、利用できるのは書籍だけになります。
子どもが接するコンテンツに注意をはらわれている保護者の方にとっては、嬉しいサービスですよね。安心できます!
ここまでを理解したところで、「Amazon Kids+で利用できる1000冊以上って、どこにあるの?」「どこから検索するの?」という疑問がでてきました。これについてはアマゾンに問い合わせたので、次回にまとめますね。
いろいろなサービスや選択肢があって喜ばしい反面、なんとも複雑。なにごとも、理解して使いこなすまで時間がかかるようになってきました……。
Kindle Paperwhiteキッズモデルの同梱物とセットアップ
さて、「Kindle Paperwhiteキッズモデル」の同梱物をさっと紹介しておきます。子どもが使うので「保護フィルム」も一緒に購入してもらいました。
パッケージの中は、こんな感じです。“読書を楽しむ”ことに特化した端末なので、あいかわらずシンプルな同梱内容。すでにカバーがつけられた本体と充電用のUSB-Cケーブル、注意書きだけです。
さっと確認して、保護フィルムをはって、さっそく電源を入れてみました。画面の指示に従って、セットアップをスタートします。
セットアップには2つの方法があり、“このKindleで設定”か“スマートフォンで設定”が選べました。スマートフォンのKindleアプリだとより簡単と書いてあったので、そのようにしました。まずはKindleアプリをスマートフォンにダウンロードし、アプリの“その他”から“設定”へと進み、“Amazon端末のシンプルな設定”をオンにして進めていくと、既存のアマゾンアカウントとの紐付けやWi-Fi接続が完了しました。
さぁ、ここからは本をダウンロードしていく楽しい作業です。
Kindle Paperwhiteキッズモデルを親子で共有する
親子でなくとも、兄弟や姉妹でも共有できます。その場合は、端末で“子ども用プロフィールを追加”し、子どもごとにプロフィールを切り替えることで共有できます。我が家の場合は、息子とわたしで共有します。
まずは、「Kindle Paperwhiteキッズモデル」に9歳の息子用プロフィールを設定しました。わたしが使いたい場合には、画面右上にある「︙」ボタンから“Amazon Kidsを終了”させると、自分用のホーム画面になり、マイライブラリにはアマゾンで購入した本やKindle Unlimited、Prime Readingからダウンロードしたもの、おすすめが表示されます。
息子が使うときにも同じく画面右上にある「︙」ボタンから“Amazon Kids”をタップし、息子の名前の横にある“本を読む”をタップすることで切り替わります。そうすると、ホーム画面には息子向けの本やおすすめ本が表示されるようになります。
ちなみに、親が購入した本やKindle Unlimited、Prime Readingからダウンロードしたものを子どもが読むこともできます。「Amazonペアレントダッシュボード」というページから“コンテンツ の追加”をすれば、子ども用プロフィール画面に追加した本が表示されます。
「Amazonペアレントダッシュボード」とは、どんな本をどれくらい読んでいるかの確認や利用時間の設定、コンテンツの管理、端末からウェブブラウザへ接続するときの設定、年齢フィルターの設定など目的に応じて親がいろいろと管理できるページのことです。
我が家では、宿題や遊び、ゲーム、読書などすべての活動はリビングルームでしています。なので、「Amazonペアレントダッシュボード」で設定したのは年齢くらいです。
Kindle Paperwhiteキッズモデル5つの魅力
- 画面が大きく読みやすい(6.8インチディスプレイ)
- 1000冊以上の厳選された子ども向け本が1年間読み放題(Amazon Kids+利用つき)
- 手にとるのが嬉しくなる可愛いカバーつき
- 防水機能つき
- 2年間の保証つき
これまでわたしが使っていたキンドルは6インチで、たった“0.8インチの差”だと思っていたら、予想以上に違いがあって、とにかく読みやすい!
比べてみたら、一目瞭然ですよね。だからといって、小学3年生くらいの子どもが手に持つのに、大きすぎることはありません。
色調調節ライトや目標達成バッジ機能、そして息子の日本語力を伸ばすのに必要な辞書機能と単語帳もついています。
“Amazon Kids+”については前述しました。では、肝心な書籍の品ぞろえは?
「Amazon Kids+で人気の本」のページにあるにあるラインナップを眺めているだけでワクワクします(このページがすべてではありません)。息子が魅了されている『ハリー・ポッター』シリーズもありますし、お気に入りの『ズッコケ三人組』シリーズ、そして大好きなマインクラフトを題材にした小説もあります。もちろん、これから興味をひかれるジャンルもでてくるはず。1000冊以上となると、幅広い分野の書籍にふれることができるんじゃないかなと思います。「岩波少年文庫」や「小学館ジュニア文庫」など、各社の子ども文庫も充実しています。それからマンガも!
魅力はほかにもあって、“エメラルドフォレストカバー”が可愛いくて、気に入りました、わたしが(笑)。息子はカバーについては無関心でした。あとは、プールサイドで使うことがあるので(これも、わたしですが)、防水機能は安心です。乱暴に扱うことはないと思いますが、一定の条件が適用される範囲で2年間の保証がついていることも嬉しいですよね。
Kindle Paperwhiteキッズモデルは何歳から使える?
「Kindle Paperwhiteキッズモデル」で息子もわたしも読書を楽しんでいますが、購入を検討されている方にとって「いいのはわかるけれど、自分の子どもが使うかどうか?」が気になりますよね。
9歳の息子にはバッチリの端末でした。読書に夢中になっています。目に優しい画面にも、ページめくりにも、Amazon Kids+のラインナップにも、今のところ大満足しています。ただ、7歳くらいのときだったかな? わたしがこれまで使っていたPaperwhite第7世代に息子向けのサンプル本をダウンロードしたことがありました。このときには画面のサイズなのか操作性なのか、そもそも息子の本への興味レベルの違いか、読書の習慣にはつながりませんでした。
年齢というよりは、その子どもの本への興味によるところが大きいかもしれません。それに、挿絵が多い本はキンドル端末ではむつかしいので、文字だけの本を読むことに抵抗がなくなった子どもなら大丈夫だと思います。6.8インチディスプレイの端末という点では、小学3年生以上だと問題なく使えると思います。
次回は、わたしがとまどった「Amazon Kids+で利用できる1000冊以上のリストってあるの?」についてまとめますね。