Lifestyle Notes

【おすすめ本】『一汁一菜でよいという提案』

2018年03月16日

「一汁三菜」という言葉なら知っていましたが「一汁一菜」は、はじめて耳にしました。

「どんな提案なんだろう?」と興味をもち、料理研究家・土井義晴さんの『一汁一菜でよいという提案』を読んでみました。

一汁一菜とは?

一汁一菜でよいという提案

『一汁一菜とは、ただの和食献立のすすめではありません。 一汁一菜というシステムであり、思想であり、美学であり、 生き方だと思うのです』(本書より引用)

レシピ本ではない?

レシピ本というよりも、家事や育児、仕事に追われるように生きている現代人へ向けた励ましの文章だと感じました。

胸にじ〜んと響く数々の言葉は何度でも読み返したくなります。

「献立を考えるのが大変!」

「いつも同じものばっかり……」

「メニューも盛り付けも、センスないなぁ」

と嘆いたこと、毎日食事の支度をしている方なら一度や二度はありますよね。

インターネット上にはおいしそうなレシピや華やかな食卓の画像がたくさんあります。

「食」に関する情報はそこここにあふれかえっています。

そういうものを見たり読んだりしていると、自分の料理に自信がなくなったり「バランスよく、ちゃんとつくらないと」という責任を感じたりもしますよね。

そんなふうに料理に重荷を感じている方に、土井さんは『ごはん・お味噌汁・漬物を基本とする一汁一菜は和食の原点であり、家庭料理の原点ですよ』と提案されています。

気負わずにいること

どちらかというとわたしは台所に立つことが好きですが、それでも気が楽になったし、これまでとは違う視点から普段の食事について考えるきっかけになりました。

『ごはんを炊いて、あとは具だくさんのお汁を作ったら十分。家庭の料理は毎日、毎食、この一汁一菜でいいんです』って、そうなんですよね〜。

たまに「わたし一人だったら納豆ごはんとお味噌汁、お漬け物でいいのにな〜」と思いながら料理することがありますが、家族の食事であれ一人ごはんであれ、普通においしければそれでいいんですよね。

気負わずにいることって、大事。

土井義晴さんのファンになりました

以前、土井義晴さんの料理番組を見たことがありますが、土井さんの料理や包丁さばきはもちろんプロのものでした。

でも、家庭料理はそれを目指さなくてもいい。

この本では、一汁一菜の提案を通して「手間ひまかけてご馳走を並べる必要はない、それよりも大切なことがあるよ」とやんわり伝えてくれています。

装丁がシンプルで素敵、「食事はすべてのはじまり」という言葉に納得、そして土井さんが撮影された料理写真もいいんですよ!

なんだか久しぶりに、心落ち着く本に出会いました。



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